- ホームページ
- 誰も教えてくれなかったフットケア 痛みのない足を目指して!
- 【誰も教えてくれなかったフットケア】高齢者の爪切り
【誰も教えてくれなかったフットケア】高齢者の爪切り
このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、ハワイのフットケアサロンから、足の健康にまつわるコラムをお届けします。「楽になるヒント」が少しでも多くの方の靴や足のお悩みに役立てれば幸いです。
足は、私たちの日常生活に欠かせない部分であり、その重要性は誰もが知っていますが、なかなか自分のことは後回しになりがちで、十分なケアができていない方も多いのではないでしょうか。
今回は、ご自分の足ではなく、ご家族の足がどんな状態なのかを想いながら読んでみてください。
今年に入って、日本へ帰られた方から、「久しぶりに会ったお母さんの爪が大変なことになっていた」とか、「厚くて硬い爪の切り方がわからない」など、質問を受けることが増えました。
お母さんが自分の爪が切れない理由には「目が悪くなってきて、爪がよく見えない」「体が硬くて腰が曲がりにくい」「指に力が入りづらく、爪が切れない」「おなかのお肉が邪魔をして切れない」などがあげられます。このような状態で何年も放っておくと、爪が分厚くなったり、巻き爪になります。また、伸ばし過ぎたまま放置していると、爪の下に雑菌が繁殖して爪水虫などのトラブルの原因になることもあります。
あなたの周りのご家族の爪は大丈夫ですか?
爪を切ってあげる際には、以下のポイントに気をつけて行ってください。
1.皮膚が薄くなっていますので、傷や、けがなどしていないか、最初に確認します。
2.爪切りをしっかりと消毒をしましょう。
3.爪が分厚く硬い場合は、爪を切る前に足湯を10分ほどして柔らかくします。
4.皮膚が傷つかないように十分気をつけて、やすりで削りますが、やすりで爪表面をこすり過ぎると、爪が薄くなり過ぎるので注意が必要です。
5.爪を一度に深く切らないようにしましょう。少しずつ爪をまっすぐ切るようにしてください。角度をつけて切ると、爪が割れたり、巻き爪の原因になったりする可能性があります。
6.切り終わった後は、やすりで角を軽く整えるように仕上げます。
最後は、ネイルオイルを揉み込みましょう。爪を柔らかくし、保湿効果を高める事ができます。ネイルオイルを爪に塗布した後、指の先から根元に向かって優しくマッサージします。
困ったときはプロのネイルテクニシャンや、医師に相談してみてください。健康的な足で快適な生活を!