足の裏がチクチク痛い原因は?
このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、「あの痛みの原因」を知ってもらったら少し楽になるよとお伝えしたくて書いています。
3月に入ってハワイも過ごしやすい季節になってきましたね! ウォーキング再開する前にちょっと足裏チェックしてみましょう。
最近、続けて相談が増えている魚の目の正体についてお話していきますね! 家の中で、「痛い! ガラスの破片踏んだかも」っ て、飛び上がった事はありませんか? それは、魚の目が原因の痛みかもしれません。
魚の目の正式名称は「鶏眼(けいがん)」といいます。特に足の裏に出来る事が多く、慢性的に圧や摩擦がかかると、皮膚は硬くなり、芯のように皮膚の内側にめり込んでいきます。その芯は、 ただ硬くなった皮膚なので痛みはありませんが、歩く度に皮膚の中にある神経を刺激するため、チクチク痛いと感じます。魚の目は下に骨が無い場所に出来るので、増殖した皮膚がくさび状の芯になります。
似たような症状のタコは正式名称が「胼胝(べんち)」です。タコは黄色みを帯びて熱く硬くなった皮膚が外側に盛り上がります。歩いても痛みはほとんど感じません。タコの下には骨がありますので、守るように皮膚が増殖していきます。
魚の目もタコも硬くなった皮膚なので、それ自体に神経は 通っておらず、削っても痛みがありません。セルフケアでシールみたいなもので除去したり、爪切りや、眉毛ばさみで切ったり、ファイルで削ったりされる方も多いのですが、注意が必要です! 取り除くと一時的には良くなりますが、原因に対処しないと再発してしまいます。魚の目を無理に取り除こうとして、傷をつけてしまうと雑菌やウイルスなどが入ってしまう可能性もありま すので、注意してください。
魚の目とよく似た症状でウイルス性のものはイボ、正式名称 「疣贅(ゆうぜい)」です。ちょっと黒っぽいような色があったり、 おかしいなと思ったら、自分で触らず皮膚科で早めに治療してもらいましょう。
原因の多くは、サイズの合っていない靴を履いたりしていて、 靴の中で足が泳いでしまい。症状が出ている部分に無理な力がかかっているためです。
靴の見直しや、歩き方、お風呂上りに保湿クリームなどを習慣にして、毎日足の変化に気が付けるよう習慣にしましょう。