日刊サンWEB|ニュース・求人・不動産・美容・健康・教育まで、ハワイで役立つ最新情報がいつでも読めます

ハワイに住む人の情報源といえば日刊サン。ハワイで暮らす方に役立つ情報が満載の情報サイト。ニュース、求人・仕事探し、住まい、子どもの教育、毎日の行事・イベント、美容・健康、車、終活のことまで幅広く網羅しています。

デジタル版・新聞

ヒカルのハワイ島日記

【ヒカルのハワイ島日記】グリーンカードの更新 2021

 気が重い。人生でこれほど気が重くなったことはない。原因はグリーンカード(永住者カード)の更新。グリーンカードは10年に1度更新が必要なのである。

 更新手続きは有効期限の6か月前から可能。私の有効期限は2022年の6月なので、12月から申請できる。10年前から分かっていたことだけど、とうとうその時が来てしまう。

 なぜにそんなに気が重いかというと、前回は引っ越しを挟んだため、郵送の手違いなどが発生してしまったんだよね。面倒だった上に時間もかかったし、グリーンカードが届くまでめちゃくちゃ不安であった。あんな思いは二度としたくない。だがしかし、あれからまた引っ越しをしているため、どうにも不安である。

嫌なことからは全力で逃げる私だが、こればっかりは逃げるわけにもいかない。

 こうなったら先手必勝だ! まずは友人たちに更新について聞いてみた。しかし、分かったことは、人によって手続きが違うということ。時期によっても変わるので、参考になるようなならないような感じ。

 私は意を決して、更新手続きと向き合った。10月頃のことである。移民局のウェブサイト自体がリニューアルされていたので、まず自分のアカウントを作成した。無事登録を済ませてから、申請書類を確認してみると、前回とほぼ同じ内容だった。オンラインですべて事足りるみたい。何か必要な書類がある場合は、申請後に連絡がくるらしい。

 予行演習として、書類をプリントアウトして記入してみた。こんなに前もって準備をするなんて、私は本当に私なのだろうか? 10年で別人になってしまったのかも? と、別の不安がよぎる。

 きっかり6か月前。オンラインで必要事項を記入して提出。手続き終了まで2か月くらいかかるという連絡がきた。まあそれくらいかかるよね。写真と指紋の撮影に、ホノルルまで行かなきゃならないし。飛行機の予約ってちゃんと取れるのかな。

 2日後、「あなたのグリーンカードは発行されました」という連絡が来た。はい? 写真と指紋はどうなるの? 

 まあそのうち連絡が来るんだろう。と思っていたら、なんと1週間後にグリーンカード自体が届いたのだった。早! これって本当に本物なの? 幻覚? カードは何度確認しても、正式なグリーンカードであった。

 私の場合は、特に変更事項がなかったため、簡単に終わったらしい。写真と指紋は引き続き同じものを使うとのこと。こんなに簡単に終わるなんて。この10年間の気がかりはなんだったんじゃ。「まあ無事に終わってよかったやん」と夫。その通りでございます。ああ、本当に良かった。次回はもう心配しないからね。

 というわけで、10年物の不安から解放され、現在バケーションを満喫中(家で)。よい一年であった。ちなみに今回の更新費用は540ドル。10年前は450ドルでした。

No.234

相原光(アイハラヒカル)

フリーランスライター&翻訳

群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年結婚してハワイに移住。夫は寿司シェフ。2012年4月双子猫パンとマーチを連れてハワイ島に引越。8月に玄米寿司とムスビの持ち帰り店「DRAGON KITCHEN」を夫婦でヒロにオープン。現在ライター兼寿司屋のお手伝いとして活動中。姉は漫画家の花福こざる。

http://ameblo.jp/hikaruhawaii

like us on facebook “Dragon Kitchen Hilo

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Twitter
Visit Us
Instagram