マウナロアの噴火がおさまりました。
12月13日火曜日の公式発表で、火山活動は停止したとのこと。噴火が始まったのが11月27日だから、約2週間。思ったよりもかなり短くて、ちょっとびっくり。本当にこんなにあっさり終わるの? と思ったけれど、地熱や地震の状態から、かなり正確に判断できるみたいです。
「大丈夫?」と心配してくださった方々、大丈夫です!
そもそも、マウナロアもキラウエアも、私の生活圏からはけっこう遠いので、直接溶岩に飲まれる可能性はかなり低い。と、家族や友人にはいつも説明しているのですが、ハワイ島内の位置関係がいまひとつ分からないみたいなんですよね。地図では高低差がイメージしづらいし。
何かよい方法はないものか? と考え、いい方法を思いつきました。そうだ、富士山に例えればいいんだ!
というわけで、以下解説。
マウナロアを富士山に例えると、ヒロの町は御殿場あたりになります。溶岩が迫っていたのは、河口湖町あたり。私の家は裾野市に相当。
裾野市から河口湖は、見えないよね? 同様に、我が家からも溶岩は見えないし、かなり遠い。
溶岩見物は、山中湖あたりから北東の斜面を眺めていたという感じ。山中湖から河口湖までは、誰も住んでいない……。
どうでしょうか、イメージできたでしょうか?
実際の高低差や景観、距離は違うのですが、方角はだいたいこんな感じだと思います(正確に知りたい方は、調べてみてね!)。
マウナロアの活断層は、南西から東北に向かって走っているので、溶岩の吹き出す割れ目はその活断層に沿って発生する可能性が高い。北側は人が住んでいないけど、南側には住宅街があるんだよね。しかも活断層の真上に。
なんでそんなところに住宅地を作ったのか、ものすごく謎。開発に関する規制ってないのかな? 物件を購入するときは、その旨をきちんと教えてくれるみたいですが。
ハワイ島に住んで10年。溶岩は2~3年置きに流れるということがよく分かりました。場所もだいたい決まっている模様。でも新しく引っ越して来たら、そういう事情って分からないよなあ。
ハワイ島で不動産を購入する場合は、溶岩の危険を考慮すべし!
No.257
相原光(アイハラヒカル)
フリーランスライター&翻訳
群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年結婚してハワイに移住。夫は寿司シェフ。2012年4月双子猫パンとマーチを連れてハワイ島に引越。8月に玄米寿司とムスビの持ち帰り店「DRAGON KITCHEN」を夫婦でヒロにオープン。現在ライター兼寿司屋のお手伝いとして活動中。姉は漫画家の花福こざる。
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