買っちゃった、ギター!
大変なことが起こった。なんと、ギターを買ってしまったのだ!
ギターを練習し始めて8.5か月。もっと上手くなったらギターを買おうと夢見ていたんだけど、まさかこんなに早く実現するとは思わなかった。
購入したのは、フェンダーのアメリカン・プロフェッショナルというシリーズのストラトキャスターで、色はサーフグリーン(青緑というか、エメラルドグリーンみたいな色)。
私はストラトの音が死ぬほど好きなので、買うなら絶対にストラトと決めていた。指板はローズウッドで、色はサーフグリーンというのが希望でした。細かいスペックとかはよく分かってないので、その3つの条件さえ揃っていればOK。
夫は「この色だけは絶対に嫌や」と言っていたのですが、いつのまにやら「この色じゃないと嫌や」になってしまったのだった。洗脳成功! そして、私の代わりにリサーチを重ねてくれた。それで分かったのが、私の希望のモデルは、すでに生産終了となっていることだった。なぬ?!
アメリカン・プロフェッショナルは、すでにアメリカン・プロフェッショナル「II」に世代交代してしまったのである。しかも、「II」にはサーフグリーンがない。現行モデルでサーフグリーンがあるのは、廉価版のスクワイヤか、メキシコ製のヴィンテラというモデルのみ。まあ、初心者なんだから安いギターでもいいんだろうけどさあ、買うなら一生モノにしたいよね。となると、あとは中古で探すしかない。でも、試し弾きできないで買うとなると、中古はちょっと不安だよねえ。
どうしたものかと悩んでいたら、6月1日火曜日、オンラインストアに新品のアメリカン・プロフェッショナルが突然登場したのである。なになに、いったい何が起こったの? 在庫を整理してたら発掘されたのかな? 私の引き寄せパワー? 理由はなんでもいい、とにかくこの機会を逃してなるものか! 夫はさんざん市場調査をしていたので、迷うことなく即決、購入に至ったのであった。
ハワイだから、届くのは来週くらいだろうな。それまでにもっと練習しておかなければ。と思っていたら、6月4日に到着。早っ! 心の準備ができていなくて、うろたえてしまった。というわけで、思いがけずにドリーム実現。音も弾き心地も見た目も想像以上で、最高にハッピーな状態でこのコラムを書いております。
このドリームギターは、私がギターを弾くきっかけとなったギター弾き、マテウス・アサトにちなんで「アサト」と命名。アサトくん、人生の伴侶として、ゆっくり愛を育もうね。
しかし、夫はこのギターを「拓郎」と呼んでます。男子はギターに女の子の名前をつける人が多いと思うんだけど、なぜに男の名前? しかも拓郎(吉田)って、硬派すぎだよ!
ふたつの名前を持つギターとなりましたが、アサトくん、これからヨロシクね。LOVE!
No.221
相原光(アイハラヒカル)
フリーランスライター&翻訳
群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年結婚してハワイに移住。夫は寿司シェフ。2012年4月双子猫パンとマーチを連れてハワイ島に引越。8月に玄米寿司とムスビの持ち帰り店「DRAGON KITCHEN」を夫婦でヒロにオープン。現在ライター兼寿司屋のお手伝いとして活動中。姉は漫画家の花福こざる。
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