日本に行ってきました!
2019年以来だから、ほぼ4年ぶり。ああ楽しかった。
と終わりたいところですが、いやあ、いきなり大変でした。なんと私の荷物が行方不明になってしまったのだ!
今回の帰郷ルートは、ヒロ→ホノルル→関空。夫は先に行って先に帰って来るため、私は単独行動でした。最近はトラブルが続いているそうなので、ものすごく早めにヒロ空港へ。と、1本早い便に乗せてくれるとのこと。ラッキー。
思えば、これがすべての元凶だったのかもしれない。
ホノルルから関空の搭乗便は、某社との共同運航だった。5月21日午後6時30分関空着。予定より15分早く、またしてもラッキー。入国審査を終えて手荷物受け取り所に。ここまではかなり順調。
ところが、荷物が出てこない。ベルトコンベアに群がっていた人々が減り始め、だんだん不安になってくる。私のスーツケースはハワイっぽい花柄なのでかなり目立つため、間違いようがないのに。
突然、あたりに人がいなくなる。私はひとりで取り残されていた。まさかこんなことが。現実を受け入れられないまま、近くの係員に荷物が出てこないことを告げる。係の人は慌てて探しに行ってくれた。結局、荷物は出てこなかった。どこにあるかも分からないという。これが噂に聞くロストバゲージか。
初めての体験なので、どうすればいいのかまったく分からない。まず書類を作成して、今後の流れを説明してもらった。
搭乗した便は共同運航なので、最初の5日間は共同運行の某社が担当する。それでも荷物が見つからない場合は、搭乗便の会社に問い合わせよとのこと。「そんなに見つからないことってあるんですか?」という質問に、明確な答えは返ってこなかった。
「このまま見つからないことってあるんですか?」という質問には、「ロストバゲージの98%は見つかります」という答えだった。
荷物が見つかったら郵送してくれるのだけど、これがまた問題だった。私は大阪→岐阜→群馬→東京と数日単位で移動する予定。
しかも今の私には電話番号がない。企業は、ラインやスカイプを使用しない。結局、私の代わりに姉に随時電話連絡するということになった。ついでにメールでも連絡してくれるとのこと。
姉に電話して「荷物が異空間に葬り去られた」と報告。つい笑ってしまった(こういうときにふざけていると真面目に対応してくれなくなるので、良い子のみんなはマネしないでね)。
ちなみに5日分の損害賠償として搭乗便の会社は最大4,000円支給してくれるらしい。しかしこの手続きはアメリカ帰国後となる。4000円でいったいどうしろというのか? 荷物には、着替えその他の生活必需品とお土産が入ってるんですけど。
というわけで、空港を出たのは午後9時前だった。
(次回につづく)
No.267
相原光(アイハラヒカル)
フリーランスライター&翻訳
群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年結婚してハワイに移住。夫は寿司シェフ。2012年4月双子猫パンとマーチを連れてハワイ島に引越。8月に玄米寿司とムスビの持ち帰り店「DRAGON KITCHEN」を夫婦でヒロにオープン。現在ライター兼寿司屋のお手伝いとして活動中。姉は漫画家の花福こざる。
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