誕生日とチビ
4月1日、自分の誕生日。ちょうど定休日だし、何をしようかなっと思ったら、今日は子猫のチビの避妊手術の日だった。手術ができるのは生後6か月からとのことで、この日になったんだった。手術をするかどうかは、ちょっと悩んだけど、先住猫たちも手術をしているため、やはりすることに。人間の都合でゴメンよ、チビ。
ハワイ島の場合、ヒューメインソサエティでも手術を受けることができる。しかも無料。ただし、ものすごく混んでいて、予約を取るのが大変らしい。うちの場合、定休日が望ましいので、そうなると予約なんぞ取れなそう。素直に、行きつけの動物病院で手術を受けることにした。
手術の費自体は75ドル。これに痛み止めなどの薬代やエリザベスカラー代が加わって、総費用は推定183ドルとのこと。これが高いのか安いのか、相場を知らないので分からない。先住猫たちは、引き取る前にすでに手術を受けていたので、お金がかからなかったそうな。場所もニューヨークだったし、なにしろ18年前だから、比較できんよね。日本はどうなんだろう?
前日は、夜9時以降、食事禁止。水は当日の朝6時までOKとのことで、夕べは先住猫の方をベッドルームに隔離しておいた。おばあちゃん猫は、もうそんなにアクティブではないので、閉じ込めていてもあんまり気にならないみたいだけど、子猫は遊び盛り。閉じ込めたりしたら大騒ぎしそう。って、チビを閉じ込めたことってないんだよね。
夕べは、休み前プラス誕生日前夜祭として盛り上がりすぎてしまい、私は撃沈してしまったのだった。朝型猫たちに起こされて、もうろうとしながらも、なんとかチビの水を片付けておいた。不覚にもその後二度寝してしまい、起きたらすでにチビはいなかった。もともと夫が連れて行くことになってたんだけど、見送りもせず申し訳ない! っていうか、起こしてよー!
慌てて連絡すると、すでに病院に預けてきたとのこと。チビはかなり嫌がっていたようだけど、車のエンジン音を聞いたら怖がって大人しくなっていたそうな。チビは車の音をすごく怖がるんだよね。ストリート時代に怖い目にあったんだろうな。
手術は9時半からの予定だったんだけど、混雑のため遅くなったそうで、11時過ぎにようやく連絡が来た。4時半に迎えに来て良しとのこと。とりあえず、ちょっと安心した。チビたん、もう少しだから、待っとってね。
そんなわけで、現在、ちょっと落ち着かないままこのコラムを書いている。あと3時間、中途半端だなあ。とにかく、早く元気な姿が見たいよ!
No.216
相原光(アイハラヒカル)
フリーランスライター&翻訳
群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年結婚してハワイに移住。夫は寿司シェフ。2012年4月双子猫パンとマーチを連れてハワイ島に引越。8月に玄米寿司とムスビの持ち帰り店「DRAGON KITCHEN」を夫婦でヒロにオープン。現在ライター兼寿司屋のお手伝いとして活動中。姉は漫画家の花福こざる。
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