バナナを選ぶのって難しい!アメリカでは、果物は基本的に熟れていない状態で売られております。そのため、買ってきてから熟れるまで待つという過程が発生します。もちろん熟れているものもあるとは思うけど、あまり期待できないんだよね。ファーマーズマーケットでは、熟れているものは早めに売り切れる可能性大。果物が必要なときは、時間差を考慮して購入せねばなりません。
バナナも例外ではありません。ファーマーズマーケットに並んでいるバナナは、青いものが多い。だから「いますぐバナナが食べたい」というときにちょっと困る。
「これくらい黄色かったら大丈夫だよね?」と思って購入。食べてみたら渋かった。という失敗を、私は何度も体験しております。
「なんでこんなに青いバナナを買ってきたんや。これじゃすぐに食べられへんやないか」と夫にもよく怒られる。「いや、これでもちゃんと選んだんだよ!」と心でつぶやく私であった。なんかねえ、思ったよりももっと黄色くないとダメみたいなんだよね。ああ、バナナを選ぶのって気が重い。
日本のバナナって、もっと黄色い状態で売られているんじゃないかな? 買ってきて食べられなかったことは、なかったと思う。しかし日本でバナナを買ったのって、何年前か思い出せないくらい前だから、今は状況が変わっているやもしれず。
そもそも、私はバナナがあまり好きではなかったのです。だがしかし、去年、突然好きになったんだよね。理由は不明。お酒を飲まなくなったことと関係しているかも?
バナナを食べなかった頃は、しょっちゅうバナナをもらっていた気がする。だからバナナって「無料」なイメージがあった。自分で買うようになったら、けっこう高くてびっくり。パウンドで2ドルくらいかな?大きさにもよるけど、ひと房で5ドル、2~3本で1ドルくらいなイメージ。
日本に比べると、種類はものすごく多い。ハワイでは、アップルバナナみたいな小さいサイズが主流です。
さて先日、夫が日本に帰っているときに、バナナが食べたくなりました。スーパーマーケットで初めてバナナを購入(ハワイ産)。ものすごく青かったけど、急いでないので気にしなかった。
3房中2房は、3日くらいで黄色くなったのだけど、残りの1房は青いまま。ちっとも黄色くならない。このバナナは青すぎる。熟れないバナナってあるのだろうか? 私のバナナ鑑識眼のなさに、夫は感心しておりました。
このバナナを買ったのは2月25日。まる2週間経って、あきらめたところで、ようやく黄色くなりました。
3月12日。夫食。ふつうに美味しかったそうです。
というわけで、今日もバナナを買うぞ!
No.285
相原光(アイハラヒカル)
フリーランスライター&翻訳
群馬県出身、早稲田大学卒業。2008年結婚してハワイに移住。夫は寿司シェフ。2012年4月双子猫パンとマーチを連れてハワイ島に引越。8月に玄米寿司とムスビの持ち帰り店「DRAGON KITCHEN」を夫婦でヒロにオープン。現在ライター兼寿司屋のお手伝いとして活動中。姉は漫画家の花福こざる。
like us on facebook “Dragon Kitchen Hilo”