サンクスギビングも終わり、ニューヨークも本格的なホリデーシーズンに突入。コロナで動けなかった去年の1年分を取り戻すかのような活発な勢いで街がひとが動いている。
1年で最もロマンティックな空気感に包まれる秋のニューヨークを過ぎると、1年で最も煌めく空気感に包まれるのが冬のニューヨーク。寒さが深まるにつれ、大気中の空気が澄み渡り街の色も、煌びやかなディスプレイ、イルミネーションもより一層輝きを増していく。
今年も、恒例のロックフェラーセンターでクリスマスツリーの点灯式がが開催された。今年で89回目だという。
先日、ロックフェラーセンター周辺で用事があり、早速今年のツリーに会いに行ってきた。ツリーの装飾は、500万個を超えるLEDライト。そして1番てっぺんに輝くのは300万個ものスワロフスキークリスタル!あまりの輝きに夢の世界に迷い込んだのではないか……そんな錯覚さえ覚える。
今年のツリーはメリーランド州から運ばれた、高さ24メートル重さ12トンのツリー85歳。85年の年月をかけて育ち、最後は世界中のひとびとにお披露目するためニューヨークまで運ばれてきた。
ツリーをバックに楽しそうに写真をとる観光客たちの姿。英語より、スペイン語やフランス語、ドイツ語や聞いたことのない言語やら。何カ国もの違う言語が飛び交うそのなかでスマイルはみなおなじ。幸せを感じる気持ち、喜びを感じる感覚は国境を超え私たちに共通して与えられた天からのギフト。
観光客の笑顔を見ながら、ツリーの周辺をしばらく歩いてみた。みんなが喜び楽しそうにしているその場は、エネルギーが軽やかでイキイキしていてとても心地よかった。しばらくベンチに腰をおろし行き交う人々を眺めていた。
今年も残すところあとわずか。
人間界でどんなことが起きようとも、時間は淡々と流れ続いていく。変えられるものと変えられないものと。
私たちは、永遠という今を生きているんだ。そんな感覚がふと深いところで沸いてきて、愛と感謝の気持ちがとどめなく溢れてきた。
今日も奇跡の1日をありがとう。
私の旅ストーリー
大森 千寿
NY在住。香川県高松市生まれ。アーティスト・作家・アートセラピスト・米国NLP協会認定マスタープラクティショナー・現代レイキマスター。NY・ハワイ・日本の3箇所にアートスタジオを構え活動。著書に、amazon電子書籍「ハワイに不動産を購入して人生10倍楽しむ方法」「ハワイで聞いた! 32通りの生き方(第一弾)」「人生の冒険」がある。NYで新しい扉を開く2日間プログラムやニューヨーカーと行く穴場ツアー、アート最前線ガイドなど開催中。 www.chizuomori.com ameblo.jp/adamwestonart
シェアする