春の花ゼラニウム
みなさん、こんにちは。今年は日本での桜の開花がとても早かったと聞きました。日本の友人が、入学式には桜がもう散ってしまっているのではと言っていました。気候が暖かいということですね。暖かくなると、草花が芽吹き、それとともに花粉症がやってきます。春という時期は、ハワイも同じく植物のアレルギーが発症しやすい時期だと思います。ハワイ在住のみなさま、この時期にくしゃみが出たり、アレルギー症状が出るこはとありませんか?
私は、日本での主要なアレルギー源のテストでは何も反応しなかったのですが、ハワイでアレルギー症状が出ることがたまにあります。今では咳をしたり鼻水が出たりすると、ちょっと銀行やスーパーへ行くだけでも周りの人の目が気になってしまいます。さて、そんな世の中ではありますが、草花はいつも通りに季節や温度を感じで育っています。
春の植物と言うと、いろいろありますが、ゼラニウムは春の植物の一つです。アロマセラピーでは、ゼラニウムの精油は様々なシーンでよく使います。わりと身近にあるお花なので、見たことがある方も多いでしょう。ご家庭で育てている人が多いので、育てやすいお花なのでしょうか…、私はなかなか植物を上手に育てることができず、すぐに枯れてしまうので分かりませんが。代表的なゼラニウムのお花の色は、ピンクやオレンジっぽい赤、たまに白も見かけますね。バラに近いような少し甘い香りの中に、グリーン系の香りがしますが、苦手な方もいるようです。
ゼラニウムは女性ホルモンのバランスを整える効果が高いので、PMSや更年期障害のトリートメントに使用することも多いです。また、むくみの解消にも役立つ精油です。グレープフルーツやジュニパーベリーなど、老廃物排出効果の高い精油と一緒にマッサージに使用します。また、皮脂のバランスを整える効果や、アンチエイジング効果も期待できるので、基礎化粧品などお肌に使用することも多い精油です。
このように見るとわかりますが、ゼラニウムのキーワードは「バランス」と言っても良いかと思います。自律神経の「バランス」を取る効果、ホルモンの「バランス」を取る効果、皮脂の「バランス」を取る効果、などですね。単体では香りが比較的強い精油なので、柑橘系やゼラニウムと同じフローラル系の精油などと、香りのバランスを考えてブレンドすると良いでしょう。苦手な方も、他の精油とブレンドすることによって好みの香りになり、ゼラニウムの効果が得られるような使い方ができると良いですね。
アロマのある生活 No.152
山中麻瑠 Maru Yamanaka
1999年に渡豪、IFA認定アロマセラピストとなる。オーストラリア某有名デイスパ、日本で医療現場、ホテルスパ、等で経験を積み、アロマセラピスト育成講師も務める。2005年ハワイに渡り、2008年より11年間アロマアットホームのオーナーを務める。現在、アロマセラピーを広める活動中。2014年からアロマセラピーワークショップ開催。
インスタグラム:@marukimoto_808aroma
FBページ:MY Essence Hawaii
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