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Study in Hawaii 教育

学校閉鎖中のいま、ちゃんとPEやってる?

STUDY IN HAWAII
ハワイで学ぶ

外出を控えるよう要請されているSafer at Home中の現在、お子さまの運動がさらに減っていたりしませんか? もともとハワイの学校でのPE(体育)の授業は、日本に比べたらすくなくてちょっと心配。子どもの成長過程において、学校でのPE(運動)が占める割合は格段にすくないのです。親がきちんと導いてあげないと、この時期は、さらに運動不足になってしまうか                  (取材・文 鶴丸貴敏)

 

 ホノルル市の大庭遥人くんは現在7歳、小学校1年生。お父さんの発案でPEのひとつにラグビーを取り入れました。遥人くんは、ラグビーワールドカップ2019日本大会をテレビで観て以来、ラグビーにどっぷりとハマっています。中でもニュージーランドのオールブラックスが大のお気に入り。黒いTシャツに白いマーカーを使って自分でオールブラックスのユニフォームを作っちゃったほど。そのお気に入りのシャツを着てトレーニング開始です。気分はすっかりキアラン・リード選手。昨年暮れには、ラグビーの元日本代表山田章仁選手のクリニックにも参加できて、直接プロの指導を受けることができて、ラグビー熱はさらに高まったのだそうです。

 自宅コンドミニアムの共有スペースは柔らかな草に覆われていて、ふわふわだから転んでも痛くなく、ケガの心配はほとんどないそうです。そこに、お父さんやお兄ちゃんといっしょにDIYでつくった木製のゴールを置いて、パス、ステップ、フリーキックやトライの練習をしています。  毎回のメニューはお父さんが考えますが、遥人くんもがんばってこなします。ランニングが趣味のお父さんのトレーニングにも週に2~3回は付き合います。ただし、3時間17分がフルマラソンのベストタイムという快走ランナーのお父さんにランニングでついていくことはもちろんできませんから、ペースメーカーとして自転車で伴走。自宅のあるハワイカイから、ときにはカハラまで行ったりと、日に日に体力はついているようで、運動不足の心配はない、とお父さんは笑顔です。

「飽きさせないことが大切ですね」とお父さん。たとえば、家の周りを自分で走るランニングで目標周回タイムを設定。それを切ったらゲーム30分できる券がもらえるようにご褒美をつけるなど、毎回趣向を凝らして、いっしょに運動しているそうです。大庭家のPEメニューはほかにドッヂボール、サッカー、野球、水泳、陸上、ウォーキング、鬼ごっこなど。遊びの要素を盛り込みながら、日々運動不足にならないようにしているそう。きちんとスケジュールをたて、日中は勉強を室内で行い、一日の夕方をPEの時間と決めているそうです。 

 皆さんのご家庭ではどんな工夫をしていますか? 例えばお子さまと一緒にYouTubeのヨガやズンバを楽しめばママの運動不足も解消できますし、トレイルで山歩きを楽しんでいるご家族も増えています。新たにインラインスケートを買った人、ボールにゴムがついていて打ったら戻ってくる、ひとりでできるテニスの練習用具を買った人、自宅にバスケットゴールを設置した人など、それぞれ工夫を凝らしているよう。郊外に行くと自宅ガレージにトレーニングマシンを置いている人も増えましたね。Stay Homeの期間中、運動不足解消をそれぞれのアイデアで、お子さまのみならず、パパやママも運動不足を解消しましょう。

 


 

(日刊サン 2020.5.15)

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