そして第10回目の2月11日、 ウクレレミュージアムへの道
ウクレレピクニック・イン・ハワイを主催するのは、2007年に設立されたNPOウクレレファンデーションです。ハワイが生んだ、ウクレレという楽器の世界的な普及を目指すとともに、ハワイの子ども達にウクレレを通して音楽の素晴らしさを伝え、ハワイの音楽文化を継承していくことを念頭に活動を続けています。そのための最終ミッションがウクレレミュージアムの建設なんです。
僕らは地道にミュージアムの価値と必要性を訴えてきましたが、10回目のウクピクはその具体的なプランを示す絶好のタイミングになることでしょう。
今年はステージを2つ設け、両方でパフォーマーがプレイします。僕は、このイベントのために結成された“1933ウクレレオールスターズ”でも演奏します。高木ブーさんや元The Good-Byeの野村義男さん、沖縄出身のモンゴル800のヴォーカル、キヨサクさんなどとのユニットで、ステージが楽しみです。ハワイの風に吹かれながらのんびりゆったり、アロハの心を分かち合いましょう。 (取材・文 奥山夏実)
(日刊サン 2018.02.08)
関口和之氏(サザンオールスターズ)
サザンオールスターズのベーシストとして、1978年6月25日に「勝手にシンドバッド」でデビュー。バンド活動と並行しながら、ウクレレをこよなく愛する“ウクレリアン”の顔を持ち、ウクレレをフィーチャーした作品を数多くリリースするほか、国内でのウクレレ普及活動のみならず、ハワイと日本の掛け橋となる独自の活動を幅広く展開する音楽家である。ウクレリアンとして精力的な活動を展開しつつ、執筆活動やイラストレーター、ラジオパーソナリティーもこなすなど、各方面で多彩な才能を発揮している。2009年からはハワイ・オアフ島にて、ウクレレピクニック・イン・ハワイを主催し2018年で10回目を迎える。
第10回ウクレレピクニック・イン・ハワイ Ukulele Picnic in Hawaii
2月11日(日)9:00〜Sunset
カカアコ・ゲートウェイ・パーク
緑に囲まれた会場には、ウクレレやフラのワークショップやフードブースが並び、縁日コーナーやコスプレカフェなどがたくさん出店するアニメビレッジ。ウクレレが当たる抽選会、ハワイや日本のウクレレ工房が製作した高級ウクレレのオークションもある。何よりもこれだけ豪華な出演者のパフォーマンスを無料で楽しめるイベントは稀有だ。