ハワイを代表する料理人の一人、シェフ・チャイがワイキキにプロデュースした「カロ・ハワイアン・フード」。ワイキキで唯一、本格的なハワイアン料理を食べられるレストランだ。店名のカロとはハワイ語でタロ芋のこと。クヒオ通りに面した入り口にはシェフ自らが植えたカロが、独特の葉を広げている。
Zagat AwardやHale Aina Awardなど多数の受賞歴、ハワイアン航空のエグゼクティブシェフを務めたこともある伝説の料理人シェフ・チャイ。
「カロ・ハワイアン・フード」では、ワイキキ内でハワイアン料理を堪能できる。名物は、「ハワイアン・シグネチャー・サンプラー」。アヒポケ、ロミサーモン、カルアポーク、ピピカウラ（ドライビーフ）、チキンロングライス、ポイ、又はライスという、ハワイアン料理を代表する品々の欲張りプレートだ。
「日本の刺身、韓国の焼肉などさまざまな食文化を取り入れ、ハワイアン料理は築かれてきました。その伝統をリスペクトしつつ、外国人でも食べやすくヘルシーな味わいにしました。カルアポークもピピカラウも、すべて一から手作りしています」
名物ロコモコ、新登場のアサイー！
彼が得意とする、アジアンテイストを加えたパシフィック・リムキュイジーヌも日本人の味覚にピッタリ。BBQチキンやリブアイステーキをはじめ、カウアイシュリンプやオックステール、魚料理などの逸品が味わえる。
名物のロコモコは朝食でも味わえ、ジューシーなパテに独自のグレイビーソース、サニーサイドが絶妙にマッチ。さらにヘルシー＆ビューティなアサイーも新メニューとして登場。たっぷりのアサイーにバナナ、ハワイ産パイナップル、イチゴ、オリジナルグラノーラ、シェイブドココナッツ、ハワイ産ハチミツとポイをトッピング。さまざまな食感が楽しく美味しくて、インスタ映えもしそう！
ホテル空間と融合した居心地の良さ
場所は、コートヤード・バイ・マリオットホテルの１階。クヒオ通りに面した正面入口はクールな印象だ。多彩なお酒を揃えたバーカウンターもある。リゾート感あふれる開放的な雰囲気のテラス席での食事も可能。ホテルのロビー脇にあるバーコーナーも「カロ・ハワイアン・フード」が運営する。ハワイ産のワインやテキーラ、ラム、エスプレッソリキュールなどで作るオリジナルカクテルで大人の時間を過ごすも良し。
朝食からディナーまで、ハワイ在住の人も気分を変えて朝食にロコモコやアサイーを、仕事帰りや待ち合わせにバーカウンターで、などディナー以外にも使い勝手の良い食空間だ。
パーティーにハワイアンケータリングを
200～3000人規模のパーティ料理も手がけてきたというシェフ・チャイ、「メニューからテーブルコーディネイション、会場内のデコレーションまでします」。ケータリングは、10品以上のメニュー。グルテンフリーやベジタリアンなど、希望に応じて対応してくれる。ホームパーティや、祝宴などにハワイアンテースト満載のケータリングをぜひ利用したい。
（取材・文 奧山夏実）
（日刊サン 2022.12.31）
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