夏の家ティーハウスにて11月17日、ハワイ北海道人会創立50周年記念レセプションが開催された。北海道出身者とその関係者総勢48名が参加。その中には、北海道人会創立の立役者ハレイワにある真言宗、弘昭寺の秋山泰憲住職や、ホノルル在日本国領事館の青木豊総領事の顔もあった。まず、小板橋会長から開会の辞が述べられ、そこでは同会が発足された1972年は、札幌オリンピック開催、沖縄が日本へ返還、日中国交正常化が調印された幾重にも日本の大きな節目の時であったと話した。
その後続いて、デイビット・イゲハワイ州知事と鈴木直道北海道知事からのお祝いのビデオメッセージが紹介され、ともに北海道とハワイの強固なつながりを感じる内容であった。
秋山住職による食前の祈りに続き、青木総領事の祝辞、乾杯の音頭となり食事会の開始。同会メンバーによる歌や詩吟の披露が行われるなど和やかな時間が過ぎた。食事の後には、秋山住職から北海道人会設立当時のエピソードが紹介され、93歳とはとても思えないほど若々しく、この50周年の節目に話しを聞けたことは奇跡ともいえる。来年2月にはまた北海道人会の総会が開催予定で、それにも可能な限り参加することを約束していた。
小板橋会長が再度ステージに上がり、10月24、25日にイゲ州知事とともに訪問した北海道公式訪問団、ハワイ州友好提携5周年イベント&レセプションの報告があった。また、北海道応援団会議スマイルアンバサダーで、レセプションの司会をしたレイコ・ロジャースさんからも北海道の人たちの熱烈歓迎の様子が紹介された。小板橋会長は、「鈴木知事が公務中に満面な笑みを見せることは非常に珍しいと伝えられた」と言い、今回の交流が大成功だったことがよくわかる。さらに、この話しの流れから、来年7月はホノルルで姉妹都市サミットが開催されると発表があった。
続いて、全員が必ず何かしら当たるラッフル大会となり、特賞はハワイアン航空からハワイー日本往復分相当の8万マイルの豪華プレゼントで、会場は大いに湧いた。そして、ハワイアン航空の吉田営業部長からプレゼントの贈呈とともに、来年4月にホノルルー新千歳空港便の再開が発表となり、このニュースこそが北海道人会メンバーが一番喜んだのではないだろうか。最後は、元島元会長による三三七拍子で閉会となった。
ハワイ北海道人会は、北海道が出身地、北海道に勤務したことがある方だけでなく、北海道が好きな方でも参加できる非営利団体である。ジンギスカンBBQや、ゴルフコンペ、シネマ・ナイト、ポットラックパーティーなど頻繁にイベント開催し、親睦を深めている。年会費は、家族会員(4名以内)$20、学生会員(語学学校・高校・大学)$5となっている。興味のある方は、是非ウェブサイトをチェック。
ハワイ北海道人会 http://www.aloha-hokkaido.org/
(取材・文 カバットバットみき)
(日刊サン 2022.11.25)
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