８月４日（日本時間）、外務省は、令和４年度外務大臣表彰受賞者を発表し、在ホノルル日本国総領事館管轄地域では東花書道講師のピーターソンひろみ氏が受賞されました。

　外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人及び団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。

　ピーターソンひろみ氏は、1984年から日本語教師として30年の歳月をかけて米国における中高生用の日本語教科書「アドベンチャー日本語」1～5巻を同僚の日本語教師と共に編纂されました。同教科書では日本の生活や文化だけでなく、戦争や原爆についても取り上げられており、平和教育を推進する内容となっています。また、広島原爆の被爆二世でもある同氏は、2009年に「広島平和スカラシップ」を設立し、以後毎年、広島市とハワイの青少年交流を通して、日米平和友好交流を促進し、次世代の平和継承に大いに貢献されています。