今シーズンのNYファッションウィークでは、現在人気のハリウッド映画『Birds of Prey』の影響もあってか、パンクロック風のメイクやプレゼンテーションが目立ちました。そこで、パンクロック風を意識したメイク方法をいくつかご紹介しましょう。
まずはフェイスペイントでパンクロック風にする方法。クリスチャン・シリアーノのメイクアップアーティスト、エリン・パーソンズは、まさに今回ハーレクイーンに影響を受けて、モデルたちの目をアイライナーでダークに囲み、オーキッドピンクのリップで印象的なメイクをしました。メイべリンのHyper Easy Eyelinerを使うと、ブラシで綺麗に描けますが、最近はスタンプも売っているのでチェックしてみては?
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続いては、オールバックのヘアスタイル。クリスチャン・コーワンのショー担当ヘアスタイリスト、ローレン・フィリッポンは、モデルたちのヘアをオールバックにしてロックンロールなイメージを作りました。使用したプロダクトはBumble and BumbleのSumo Gelで、髪をまとめて、その後、Sumo Liquid Wax Finishing Sprayというスタイリング剤でライトホールドな感覚でオールバック。ベタベタ過ぎずに軽く仕上がります。
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そして、バンパイア・リップもパンクロック風にする簡単な方法。吸血鬼風のダークパープル&ブラック系のリップカラーを使います。今年のRodarte showのショーで、メイクアップアーティストのジェイムス・カリアルドスさんはNARSのディーププラムレッドカラーの口紅やリップライナーを使って、みんなを圧倒させました。NARSのTrain Bleuという色のベルベットマットリップペンシルでリップを囲み、Livという紫に近い色のAudacious Lipstickを使用したそうです。 ネイルも黒っぽいロック系の色が今回のコレクションでは目立ちました。ショーに関わったネイルのプロ、Jin Soom Choiは、Khaiteのデザイナー、キャサリン・ホルスタインとコラボして、グロッシーブラック色のネイルをモデルのネイルに塗りました。Peacciのジェットブラックという色のネイルカラーを使うと同じような感じになります。
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そして最後は、派手なヘアカラーにすること。ラグ&ボーンの秋冬コレクションでは、真っ黄色のヘアウィグをモデルにかぶせました。実際に髪の毛を染めなくても、ウィグが最近は色々あるので、ウィグをもっとカジュアルに使っておしゃれを楽しむというのもアリですね。 というわけで、今年はちょっとロック風のメイクを取り入れるのが、旬!。
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写真・参考サイト:www.refinery29.com/en-gb/2020/02/9425565/punk-makeup-beauty-look-nyfw-trend
Writer:内田佐知子
(日刊サン 2020.2.26)