「Zoom」を利用した新体操の遠隔授業
テレビ会議のようなシステムでユーザーが急増しているウェブツールZoom。カイムキで新体操/体操を教えるシノグ・サトウさんに、そのZoomを使ったオンラインクラスについてお聞きしました。
協力:ザ・ムーブメント・センター(カイムキ) 808-735-8641
急遽決まった Zoomを使ったオンラインクラス ついてきてくれる生徒に感謝
Zoomによるレッスンを始めてからすでに4週間経ちました。通常は1クラス60~90分。オンラインスタート後の1週間だけ短い時間でしたが、いまは同じように60-90分間教えています。じつは、教える側はPCの前から一切、離れることができませんから、正直言ってヘトヘトです(笑)。
私はここで18年間、新体操/体操を教えています。1クラスは5~12名。5歳から16歳までの子どもたちを合計8クラス。本来なら6月に発表会があったので、それに向けてピークに入るタイミングでのStay Homeでした。
ハワイでの1週間の学校閉鎖後、初めてZoomによるスタッフミーテイングが開かれました。その中でいきなり『では来週からオンラインを始めます』と決まり、それぞれの授業内容は先生ひとりひとりが考えてください、と言われてしまったので、私はまずZoomの理解からしなければならなかったのです。
明るくきれいに見えるように 工夫が必要
ライブは自宅から行います。映像がきれいに見えるよう、撮影場所も考えました。なるべく明るく映るようにリビングの端の自然光が多く入る窓のそば使うことにしました。画面が暗いと見えづらいです。
ヨガなどを教えている人の中には、あらかじめ録画したものを編集して見せていて、ライブで見せるところは少ないとか。私は15分ほどのウォーミングアップを編集して準備をしました。この録画を流すこともやってみたのですが、じつは2週目になると生徒の中には私が見てないと思って休んだり、手抜きする子どもが出てきたのです(笑)。なので、いまは確認しながらライブでやっています。
あっというまに過ぎた1週目 生徒を飽きさせない工夫を
1週目はそれはそれは大変でした。当然ながら自分の思ったように進まない。子どもたちも私も初めてですからね。まず、先生の私も子どもたちも集中力が続かないんです。土曜日は4クラスあり述べ5時間話っぱなしです。
生徒を飽きさせないようにすることが重要。全員にバランスよくコミュニケーションをとらないと、生徒がつまらなくなり、孤独感というか疎外感を感じてしまうようです。
「スポットライト」機能を使うと、 授業に張り合いが出る
構成をきちんと考えないと飽きてしまう。最初私がひとりで演じて見せたのですが、それだけではダメ。Zoomに『スポットライト』という、一人が大写しになる機能があります。これを多用すると子どものモチベーションアップにつながるし、緊張感も出ます。必ず全員に使うようにしたら、かなり活気が出てきました。本音でいえば、これがまださらに1か月は続くかと思うと、私の体力が持つのか不安になります(笑)。でも、がんばります。
そうそう、夏のオンラインクラスは画期的な内容でとにかく楽しめるように計画中です。ぜひ特別クラスをお試しください! お待ちしています!
「それいいね! アロハな暮らし方」 募集します
このコーナーでは、アロハな暮らしを実践している方からすてきな生活のヒントを学びます。この時期、新しいことに挑戦している方がいらっしゃったらお話をお聞かせください。「ママやパパの本音」「子どもたちの声」「Zoomで新しいことはじめました」といった話題をご紹介していきます。お待ちしています!
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(日刊サン 2020.5.19)