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【世界のこぼれ話】絶滅危惧種のヘビ 60年間で2度目の確認 アラバマ州

316日に、若いイースタン・インディゴ・スネークがアラバマ州で確認されたとフォックス・ニュースが伝えている。

60年間で野生のイースタン・インディゴ・スネークが確認されたのはこれで2度目だ。

この種は北米の自然界に存在するヘビの中で最も長く、8.5フィート(およそ2メートル60センチ)まで成長することもある大型種だ。

毒性はなく、大人しい性格だと言われており、名前の通りインディゴ・カラー(黒っぽい青色)をしている。

ネズミなどの小動物、鳥、カエル、トカゲなどを食べるが、アメリカ国内での都市開発のために住む場所を失い、絶滅が危惧されてきた。

現在では連邦政府により保護されており、この種のヘビを取り扱うには許可が必要となっている。

2006年から本格的に保護活動が開始され、2010年からは保護したイースタン・インディゴ・スネークから生まれた個体を自然界に戻す活動が行われている。

これまでに300匹がアメリカ南部の州で放たれている。

2020年にはまだ幼いイースタン・インディゴ・スネークがアラバマ州で見つかり、リリースされたヘビが生き延びて繁殖を始めたことが確認されているが、今回は2度目となる。

アラバマ州保護自然資源局では「今回のことは、保護プロジェクトが成功し、ヘビが繁殖しているということを示しています。これがまさに私たちが願っていたことです。このヘビを自然界に戻すのは大変な作業ですが、幼いヘビを確認できたことを喜ばしく思っています」というコメントをヘビの写真と共に投稿している。

スミソニアン自然動物園によると、人間の保護のもとで最も長生きしたイースタン・インディゴ・スネークの記録は2511カ月だという。

写真:Shutterstock.com

(日刊サン 2022.3.24)

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