カリフォルニア州で仔グマ2頭を巣穴から盗んだ罪で男性が逮捕され有罪判決を受けたとフォックス・ニュースが伝えている。
事件が起こったのは2019年だ。
カリフォルニア州シスキュー郡に住むコーディー・ディロン・セッツァーは州野生動物局に「ハイウェイのそばで仔グマを発見した」と連絡をした。
しかし、担当官が調査をしても、その周辺にはクマがいたという形跡が全くなかったため、セッツァーに疑いの目が向けられた。
捜査が開始され、セッツァーが最初に仔グマを発見したと証言したところから90マイル(およそ145キロ)離れたシャスタ郡のクマであることが判明した。
供述によると、セッツァーは材木管理会社の社員で、たまたま仕事場に行く途中の山道でクマの巣穴を発見し、同僚とともに巣穴を破壊して、中にいた仔グマを持ち去ったという。
その後、母親クマが発見されなかったために、仔グマを母親のもとに返すことができなかった。
保護された仔グマは生後4カ月とみられ、レイク・タホにある野生動物保護施設で2020年4月まで飼育された。
十分に成長したためにその後森に放されたという。
セッツァーは有罪を認め、2,290ドルの罰金と200時間の奉仕活動を裁判所から言い渡された。
さらに12カ月の保護観察処分となり、その期間は狩猟・釣りの免許を取り上げらるという。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.18)
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