ハワイ島のミッチ・ロス市長は2月28日に会見を行い、ハワイ島での第13緊急命令を撤廃することを表明した。
この発表と同時にハワイ島におけるコロナ関連の規制は全て解除されることになったとKHONが伝えている。
屋外および屋外での社会的集まりの人数制限もなくなる。
ロス市長は「ハワイ島における新しい日が来ることを発表することになり、大変嬉しく思います。私たちはこれから『コロナへの対応』から『コロナからの回復』へと向かっていくことになります。私たちが決定した今までの規制は非常に困難なもので、時には反対の声もありましたが、アロハの精神を持って、裏付けられるデータとともに、全ての人々の利益となるように決断されたものです。私たちはコミュニティーの人々を信じ、みんなのために正しいことをするという人々の能力を信じています。これから前進をしていきますが、結果はハワイ島の人々にかかっています。私たちは皆さんが全ての人々のために正しい選択をすることができると信じています」と述べている。
「コロナが収束したとは決して言えません。しかし、私たちはコロナと共に生きていく方法を学んだと言えるところまで来ているのです」
一方、デービッド・イゲ知事による緊急命令は解除されていないため、屋内でのマスク着用必須ルールや、州の「セーフ・トラベル・プログラム」、公務員に対するワクチン接種もしくは陰性証明を求める条項はそのままだ。
イゲ知事の現行の緊急命令は3月25日に期限切れとなるが、延長措置が取られるのかどうかは現時点で明らかになっていない。
ロス市長は「医療関係者も救急医療関係者も注意深く前進していくことができると言っています。もし今後コロナウィルスのために状況が変化しても、対応していく人的資源と受け入れ能力があると述べています。これからは、私たちは楽観的になり、これから先の課題に向けて共に立ち向かっていくのです」と述べている。
ホノルル市長のリック・ブランジャルディ氏も、「セーフ・アクセス・オアフ」プログラムは3月5日をもって撤廃すると発表している。
マウイ島とカウアイ島ではすでにレストランやバー、スポーツジムを利用する際にワクチン接種証明もしくは陰性証明を必要とするルールを撤廃している。
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.1)