【ハワイニュース】3月2日アラモアナ・ビーチ・パークでウクライナ支援集会が開催予定
ホノルル在住のヤリーナ・ホリンスカさん(28歳)はウクライナに生まれ、10歳の時に家族と共にネブラスカ州に移民するまでウクライナで育っている。
その後アメリカで市民権を取得してハワイ大学で人類学を学び、それから11年間オアフ島に暮らしているが、親族の多くはまだウクライナで暮らしているという。
「ウクライナの親族には電話をして様子を確認しています。地下室で暮らしているようですが、火事がたくさん起こっていると言っていました」
ロシアによるウクライナ侵攻が始まり、世界中でウクライナの人々を支援しようという動きが高まっている中で、ホリンスカさんも先週金曜日にハワイ州議事堂で、日曜日にはカカアコで抗議集会を主宰した。
そして3月2日(水曜日)にはアラモアナ・ビーチ・パークでウクライナ支援の集会を午後2時から6時30分まで主催する予定だとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
「今回のウクライナに対するロシアの攻撃に対して反対する人々が集まって声を上げ、ウクライナの人々に対する支援の気持ちを示したいのです」
ホリンスカさんは、北大西洋条約機構(NATO)に対して、ウクライナ上空を封鎖するよう求める嘆願書について、人々に賛同してもらいたいと考えている。
「ウクライナはNATOの加盟国ではありません。だから(アメリカやヨーロッパ諸国のようなNATO加盟国が攻撃された場合には、集団防衛と集団的安全保障のために他の加盟国が軍隊を送るが)NATOの加盟国はウクライナに軍隊を送ることができません。でも、もしNATOが上空の封鎖を決定すれば、ロシアの空爆に対してNATOは決定違反としてNATO加盟国による防衛が正当化されることになるでしょう」
しかし、バイデン大統領は先週ホワイトハウスで行った会見で「アメリカ軍は、ウクライナにおけるロシアとの紛争に関与をしていないし、これからも関与しない」と述べている。一方、現時点でEU諸国と英国およびカナダは、ロシアに対して自国の上空を閉鎖している。
NATOに対するウクライナ上空封鎖を求める嘆願書は100万人の目標に対してすでに70万人が署名している。
ホリンスカさんは明日の集会で嘆願書を送るためのQRコードを掲載したビラを配ることにしている。
場所は公園内のラグーン近くの駐車場だ。
「ウクライナの国旗の色である黄色と青色の風船を目印に来てください」
この嘆願についての詳細はコチラから。
PEOPLE AROUND THE WORLD ASK NATO TO CLOSE THE AIRSPACE OVER UKRAINE
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写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.3.1)