オアフ島ハウウラにある土地の所有者が自分の敷地内に不法投棄をしているという疑いで、2月24日(木曜日)朝に家宅捜索が行われたとKHONが伝えている。
ホノルル検察事務所では今回の家宅捜索には、市の複数の関係局が関与していると述べている。
ハウウラにおよそ13エーカーの土地を所有するホポアテ・タウファ氏に対しては、金属コンテナと建設工事車両を許可なく敷地内に駐車している、敷地内にある湿原に建築資材ゴミを投棄しているなどを含め、少なくとも10件以上の条例違反をしているという問題がホノルル市議会で審議されていた。
市議会では、この敷地内で行われている不法投棄は周辺の地域コミュニティーにとって公共の危険となっているとしてタウファ氏に対して敷地内に投棄されているものの撤去を求めており、もしその要求に応じないならば、ホノルル市が法的措置をとって土地を没収することを先週可決している。
この件についてタウファ氏はこれらの条例違反をしていることを否定しているが、問題の解決に向けてホノルル市と協力していくとしていた。
昨日の家宅捜索の令状は、農業用地に指定されている敷地に建築資材ゴミを廃棄している疑いがあるとして発行されている。
タウファ氏の土地の状態については23日(水曜日)にホノルル市議会で審議されており、市の建築計画許可局(Department of Planning and Permitting : DPP)では2018年から条例違反が行われていると答えている。
ハイジ・ツネヨシ市議会議員によると、敷地内における不法投棄は長い間周辺地域のコミュニティーにとって大きな問題だったという。
2020年にはハワイ州衛生局が、保護地区である湿原に捨てられた建築資材ゴミ100立方ヤードに対して17,000ドルの罰金を課しているが、それ以降も不法投棄は続けられ、現時点で罰金はおよそ40万ドル(4,600万円)に達しているという。
タウファ氏は「私は不法投棄なんてしていません。私はそんなことをするタイプの人間ではありません。違反があるのであれば罰金を払います。そして全てをクリアにして、土地を維持したいと考えています」と述べている。
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写真: Trimmer / Shutterstock.com
(日刊サン 2022.2.25)