1月30日(日曜日)午後5時40分ごろ、サウスキング・ストリートのパックス・アレーにあるアロハ ・カード・ショップに銃を持った男性が押し入り、従業員に銃口をむけて店内の商品を持ち去るという事件が起こったとKHONが伝えている。
男性が店に入ってきたときに従業員は客の対応をしていたが、男性は銃をバッグから取り出して店内にいる人間に向かって、両手をあげてカウンターの後ろ側に立って横を向き、自分の方を見ないようにと指示したという。
店内にいた人々は言われた通りにしていると、男性はスポーツカードが陳列してあった棚に行き、棚を開けて中の商品をバッグの中に入れて持ち去った。
およそ数分の出来事だったが、被害額は3万ドル(およそ340万円)と言われている。
店の従業員のひとりであるエリジャ・シマブクロさんは「今一番大切な時期にこんなことが起こるなんてひどすぎます。スーパーボウルのシーズンです。スーパーボウルがもうすぐなので、有名なクォーターバックや人気プレーヤーのカードが全て陳列してあったのに、全て奪われました」とコメントしている。
アロハ・カード・ショップが被害にあったのはこれが2度目だ。
1度目は、5カ月前に壁の通風口が壊されて何者かが店内に侵入して商品を奪われている。
ホノルル警察によると犯人はまだ発見されていないという。
クライムストッパーのクリス・キム巡査部長は「商店では、自分自身と商品を守るために良い防犯カメラシステムを設置することを推奨します。カメラを設置をして、カメラがあることを表示することが犯罪の抑止となります」と述べている。
アロハ・カード・ショップでも今後は入店の際にブザーを鳴らしてもらうシステムを導入する予定だという。
今回は商品は奪われたものの人々に怪我などはなかった。
防犯カメラの映像では、犯人は40代から50代、身長は5フィート4インチから6インチ(162センチから167センチ)くらいで、スリムな体型だという。
ホノルル警察では、スポーツカードを奪った強盗犯について一般からの情報提供を求めている。
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写真:
(日刊サン 2022.2.1)