現在オアフ島では屋内での社会的集まりの人数は収容人数の50%までとなっているが、この人数制限が1月31日より撤廃されるとKHONが伝えている。
昨年人数制限が撤廃されたものの、年末からオミクロン株による感染が拡大したために1月10日から50%までという規制が行われている。
新規感染者数は少しずつ減少してきているもののいまだ1,000人を超える感染者が出ているが、リック・ブランジャルディ市長は屋内での大規模なイベントを開催するかどうかの決断は主催者側に任せるとしている。
「屋内での大規模な社会的集まりに対する収容人数規制を緩和することにしますが、新規感染者数がこのことによって増加するかどうか注意深く見守っていきます。もし感染が予想を超えて拡大するようなことになっていたら、(ロックダウンなどの)対応を検討しなければならなかったのですが、幸いにもそのような悪い状況にはなりませんでした」
1月1日からハワイ州では98,335件の新規感染数を記録しており、この数値は感染拡大が始まった2020年3月から昨年12月24日までの合計よりも大きいものの、ハワイ州の統計では接種を受けられる人々のうち55%がすでに追加接種を受けている。
ブランジャルディ市長は、追加接種を受けた人数が増加していることを評価している。
「今回収容人数制限が撤廃されることでどれだけの大規模な社会的集まりが行われるのか分かりませんが、人々には正しい選択をしていただきたいと思います。私たちは新しい生活様式を受け入れるときに来ていると考えています」と述べ、マスク着用、社会的距離など、安全を維持するために責任ある行動を求めている。
ハワイ・シンフォニー・オーケストラは2月4日(金曜日)よりハワイ・シアターでの公演を再開するが、ブレイズデル・センターでの公演については日時を調整中だという。
ハワイ大学は屋内スポーツ試合について規制撤廃に従って100%の収容人数でとり行うと発表し、教室での授業についても1月31日から再開するという。
また、ブランジャルディ市長はセーフ・アクセス・オアフ・プログラムにおけるワクチン完了の定義を追加接種を終えたことと変更するかどうかについて、現時点で計画はないと述べている。
「私は行政側が何かを決めるというやり方にはあまり賛成ではありません。人々は自分で判断するべきだし、皆さんは何をするべきかをわかっていると思います」
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写真:
(日刊サン 2022.1.28)