1月25日(火曜日)、ホノルル市役所で建築許可の検査を担当していた元職員であるジェニー・ジャヴァニーロは、建築許可の承認プロセスを早めるために金品を受け取ったと有罪を認めた。
ジャヴァニーロは連邦判事に対して「お金を受け取りました。受け取るべきではありませんでした。他の人よりも前に建築許可を取ることを手助けしました」と述べたとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
連邦検察によると、ジャヴァニーロは2009年から2019年までの間、建築許可承認について「好意的な偏った」処遇の代わりに現金を受け取っていたという。
ジャヴァニーロに金を渡したのは、建築士、建築会社、技師などだ。
ジャヴァニーロは2019年に退職しているが、個人携帯電話で贈賄側と連絡を取り、提出された日時を改竄するなど提出書類が実際より早く提出されたように見せかけたことも認めている。
司法取引の一環として、ジャヴァニーロは58,000ドルの罰金と支払うことに合意しており、判決は6月に言い渡されることになっている。
起訴状によると、ホノルル市の計画許可局の現職員と元職員5名が、住宅建設の計画許可の承認やコード違反の見逃しなどの恩恵を与えることと引き換えに金品を受け取っていたとされる。
建築計画検査官であったカナニ・パデキンはおよそ28,000ドルを受け取ったと有罪を認めて、ホノルル市によって懲戒解雇されている。
建築士ウィリアム・ウォングも起訴されており、およそ89,000ドルを支払ったと昨年有罪を認めている。
ウォングの弁護を担当しているメーガン・カウ弁護士は、貪欲な市職員がウォングのような建築士に金を要求して、贈賄をするように仕向けたとしている。
これら3人の判決は4月に予定されている。
この贈収賄事件において、計画許可局データアクセス課の職員ジョセリン・ゴドイと同局建築検査官ジェイソン・ダデスは無罪を主張しており、ふたりは現在有給で休職している。
ウェイン・イノウエは建設計画検査官として働いていたがすでにリタイアしており、無罪を主張している。
ホノルル市は今回の事件を受けて建築許可のプロセスを大幅に変更し、金品の授受の危険を取り除くために住宅許可の申請をオンラインで受け取ることにしたと発表している。
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写真:
(日刊サン 2022.1.26)