新年を迎えておよそ1カ月が経とうとしているが、それでも時折不法花火が打ち上げられる音を聞いているオアフ島住民は多い。
1月25日(火曜日)パールシティ自治会は州議会や連邦政府からの支援を求めることを決議したとKHONが伝えている。
パールシティ自治会の会長であるラリー・ヴェレイ氏は「私たちは大晦日の花火だけのことを問題にしているわけではありません。この地域では10月から1月までずっと不法花火が打ち上げられているのです」
火曜日に行われたミーティングでは、州、州選出上下院議員、連邦政府機関ATF(アルコール・タバコ・火器および爆発物取締局)などに取締り強化を訴えることを全会一致で可決した。
不法花火の売買をやめさせるために追跡や物資検査を行い、見つけた場合には起訴するよう求めている。
現在州議会では不法花火問題について、取り締まる警察官数の増員から罰金を増額するなど、16件の法案が提出されているが、カール・ローズ上院議員は船の荷物検査を強化するために、入港する船荷を検査のための爆発物探知犬の導入を求める法案を提出した。
「現時点では不法花火の取締りに対するシステムが構築されていません。膨大な量の船荷を検査するとなると時間がかかります。海上輸送会社としては迅速に荷物を下ろせなくなると懸念しており、検査をする人員も足りないからです」
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写真:
(日刊サン 2022.1.26)