1月19日(水曜日)、リック・ブランジャルディ市長は医療機関のリーダーと共に記者会見を行い、現時点で規制に関する変更はないとしながらも、オミクロン株が猛威を奮う中で住民に対してコロナ検査と追加接種を受けるよう強く要望したとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている。
市長は「現時点では規制を追加する計画はありません」と述べたが、セーフ・アクセス・オアフ・プログラムにおいてワクチン接種完了という定義を追加接種を受けたということに変更するかどうかについては検討しているという。
現在施行されているプログラムではレストランやバー、映画館やジムなどの一部の施設を利用する際にはワクチン接種完了を示すカードもしくは陰性証明の提示が必要となっており、ワクチン接種完了は2回の接種を意味している。(ジョンソン&ジョンソン社製ワクチンは1回で完了)
この定義を追加接種を受けたことに変更するかどうかが今問題となっているのだ。
この変更が実施されると、追加接種を受けていない人はレストランなどに入店することができなくなる。
デービッド・イゲ知事もまた、セーフ・トラベル・プログラムにおいて、ワクチン完了を追加接種完了とするかどうかについて決断を迫られている。
ハワイに到着する渡航者はワクチン接種完了もしくは72時間以内に発行された陰性証明を提示すれば5日間の自己隔離を免除されることになっている。
ブランジャルディ市長はイゲ知事の決断を待ち、セーフ・トラベルとセーフ・アクセス・オアフの定義を同じものにしたいと考えていると述べた。
市長はセーフ・トラベル・プログラムが追加接種完了という定義に変更される実施日として2月18日が考えられていると言及したが、知事のオフィスは知事はまだ日程についてコメントできないとしている。
ハワイでは人口の75.3%の住民がワクチン接種を完了しているが、追加接種を完了しているのは30.7%となっている。
昨日の新規感染者数はオアフ島では3,026人で、ハワイ州全体では3,929人だ。
現在ハワイ州内で入院している患者2,400人のうち、コロナに感染している入院患者は399人だという。
シェアする
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.1.20)