新型コロナウィルス感染が拡大しているが、同時にインフルエンザの季節でもある今、多くの人々が自分はコロナに感染していないと思っていても実は感染しているという事例が多く見られるようになっているとKHONが伝えている。
インフルに罹ったのかコロナに感染したのか紛らわしいことは事実だが、どちらにせよ感染拡大を防ぐ方法はあるという。
医療関係者によると、症状からだけではインフルなのかコロナなのかを見極めるのは困難で、時には両方に罹患している場合もあるそうだ。
ドクターズ・オブ・ワイキキのトニー・トプコフスキー医師によると「インフルとコロナの症状は非常に似ています。熱、体の節々の痛み、寒気などは共通しています。鼻水が出てアレルギーだと思っていたらコロナだったという例もありました」という。
ハワイ島のヒロ・メディカル・センターのエレナ・カブツ氏は「腕を骨折したとか何らかの別の理由で入院が必要となり、検査をしたら結果は陽性、感染していたという入院患者が半数です」と述べている。
このように知らない間に感染していた人の数が多いため、これ以上の感染拡大を防ぐために何より重要なのは検査を受けることだという。
バイデン政権は1月10日(月曜日)に、健康保険会社が今週土曜日から家庭での市販検査キットの費用を保険でまかなうことを発表している。
一方で、検査キットの供給が需要に追いつかないという状況の中で、検査を受けたくても受けられないという場合もあるという。
イゲ知事はより多くの検査キットをハワイ州へ送るよう努力をしているが、もし具合が悪くて検査を受けたくても受けられない場合や、結果を待っている期間は感染していると仮定して自宅で待機してほしい。
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写真: Shutterstock
(日刊サン 2022.1.11)