動物保護団体ハワイアン・ヒューメイン・ソサエティ(HHS)では、大晦日の花火に備えてペットの安全対策として気をつけるべき点をあげて、ペットのオーナーに事前に十分な対応を求めているとKHONが伝えている。
オアフ島では爆竹花火は許可制で、打ち上げ花火は全面禁止しているものの、毎年多くの不法な花火が住宅地内で行われており、今年も多くの花火が上がるだろうと予想されている。
大きな音に驚いてパニックとなる動物たちが家から飛び出して行方不明になったり、車にひかれたりするという悲惨なケースが毎年後を絶たないため、HHSでは少しでもそのような事故を防ごうと、ペットのオーナーには以下の点に注意するよう求めている。
- ペットは出来る限り屋内の安全な場所に入れておいてください。外にひとりで置いておくことはしないでください。もし屋内に入れられないのであれば、ガレージの中に入れてください。フェンスで囲まれていたとしても、庭にひとりで置いておけばペットはパニックになって逃げ出す恐れがあります。花火の音を紛らわせるために、ラジオやテレビをつけておいてください。
- ペットに適正なIDをつけておいてください。オアフ島のペットオーナーはペットにマイクロチップを埋めることが義務付けられています。また、電話番号を首輪につけておくと確実に連絡できます。マイクロチップはHHSでも獣医でも行っているので、詳細はこちらから。https://hawaiianhumane.org/pet-identification/
- 迷子になっているペットを見つけたら、HHSまで連れてきてください。
- ペットが迷子になったら、HHS(808-356-2228)に連絡をして、迷子レポートを提出してください。
- 獣医に相談なく精神安定剤や睡眠薬をペットに与えないでください。事前に獣医にペットの恐怖感や不安感の対応について相談してください。
- 大晦日の日中にはペットに十分な運動をさせてください。疲れて眠りやすくなります。
また、クリスマスと元旦(共に土曜日)はHHSの施設は休館となるが、アドミッション・センター(保護受け入れ)については緊急時のみ対応する。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.22)