先週日曜から数日間降り続いた大雨のために、オアフ島では少なくとも9カ所で汚水が流出したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
この流出により、これから数日間はその周囲に近づかないよう勧告が出ている。
ハワイ州衛生局クリーン・ウォーター部の発表によると、今週月曜日から火曜日に、オアフ島のハラワからアイナ・ハイナまでの複数の箇所で下水道から32万ガロン以上の汚水が流出したと推定されるという。
衛生局では、ケエヒ・ラグーン、カパラマ・カナル、マウナルア・ベイ、ワイルぺ、ヘエイア、マノア渓流などを含む複数の場所で、流出した周辺に入らないように勧告を発令した。
汚水の流出により影響が出ている地域には標識が設置されているので、その地域には入らないようにということだ。
一般的に洪水の水の中には、汚水槽や下水道、マンホールから流れ出た汚水や、農薬、動物の糞尿などが含まれている可能性があるため、できるだけ洪水の水に近寄らないように求められている。
また、ハワイ州内のすべての島の周囲の海水に対しても、山に降った雨水が流れ込んで海水が茶色になる、いわゆるブラウン・ウォーターという状態になっているために、海に入らないようにブラウン・ウォーター勧告が発令されている。
時間が経って元の海水状態に戻るまで、海での水泳や運動を避けるようという勧告だ。
クリーン・ウォーター部のマイロン・ホンダ氏はブラウン・ウォーターの状況に関して「一般的には強い日光が3日間続けば、大丈夫だと思います」と述べている。
海に入る前には水の状況を確認して、茶色に濁っていたら入らないようにということだ。
水に関する情報はハワイ州衛生局クリーン・ウォーター部のサイトから確認できる。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.10)
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