12月の飲み物といえばエッグノッグだ。
甘くてスパイスがきいたエッグノッグはクリスマスの時期になると店頭に並び始めるが、どうして私たちはクリスマスになるとエッグノッグを飲むのかフォックス・ニュースが伝えている。
エッグノッグの専門家ジム・チャケレスさんが説明している。
「エッグノッグというのは飲むカスタードで、中世の英国が起源とされています。暖かくてクリーミーな飲み物を地元の人たちが飲んでいたようです。エッグノッグという名前は、『egg』(卵)と『noggin』(木製カップ)と『grog』(強いビール)という言葉を合わせたものと言われています。その後、英国からアメリカ大陸へ移住してきた人々が、地元で取れる卵、ミルク、ラム、ウィスキーなどから飲み物を作ってホリデーシーズンに飲んだことから、今のようなエッグノッグになってきました」
アメリカ人は自分独自のエッグノッグのレシピを開発していったが、初代大統領ジョージ・ワシントンとマーサ夫人は、ライ麦ウィスキー、ジャマイカ製ラム酒にシェリーを加えて楽しんだというのは有名らしい。
エッグノッグのレシピには色々あるが、クリーミーな舌触りと甘い味は共通するという。
米国食品医薬品局(FDA)によると、店頭に並ぶ市販のエッグノッグは少なくとも全体の1%は卵の黄身が含まれていなければならない。
写真 : Shutterstock
(日刊サン 2021.12.8)
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