いよいよホノルル・マラソンが今週末12日(日曜日)に開催される。
新型コロナウィルス感染対策として昨年の大会の中止が決まってから、今年の大会の開催がどうなるのか最後まで先が見えない状況が続いたが、午前5時ちょうどに人数制限などは無しでスタートすることになっている。
土曜日にはカラカウア・メリー・マイル、日曜日には10Kマラソンも行われる。
ハワイ州ではオミクロン株の感染が確認され、日本からのマラソン参加者が激減したことによる財政難にも直面している中、ホノルル・マラソン・アソシエーションのCEOであるジム・バラハル氏は、困難を乗り越えたシンボルとしての大会の開催に意義があると信じて前進してきたという。
「ハワイに住む多くの住民の皆さんと一緒にお祝いしたいと思います。スタートの号砲が轟いて、空には花火が打ち上げられた時、ハワイが元に戻ったというしるしになるでしょう」
今年のイベントには14,000人が参加する予定になっているが、パンデミック前の2019年には35,000人が参加したことに比べると大きな減少となったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
毎年17,000人ほどの日本人が参加するが、今年はおよそ400人が日本から参加するという。
ミズノと日本航空はスポンサーとして今年も支援する。
収益的には80%の減収となるが、この大会はホノルル市、ハワイ州、観光業界などどこからも支援を受けていない。
大会の大きな出費は、コースの各所に警官を配置することと、バリケードやタイム版の設置だという。
今年はフィニッシュラインのビデオスクリーンや写真撮影、ライブのエンターテイメントは中止となるが、完走者へのマラサダは提供される。
12歳以上の参加者はワクチン接種証明か陰性証明が必要だが、マスク着用の必要はない。
バラハル氏は、開催を決定したブランジャルディホノルル市長、スポンサー企業そして参加する走者のみなさんに感謝していると述べている。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.12.8)
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