レッドヒル燃料貯蔵施設で水と燃料の混合物が排水管から漏出し、海軍が現在調査を進めている。
海軍当局によると、施設内消火システムの排水管から約1万4,000ガロン(5万3,000リットル)の燃料と水が漏出した。発生箇所は燃料タンクから約0.25マイル(400メートル)下坂のトンネル内。漏出があった排水管はメインタンクや燃料パイプには接続されていない。海軍は、20日の午後5時過ぎに現場の対応にあたり、その旨を国務省に通知した。漏出した混合物は地上の貯蔵タンクに移されたという。
漏出のあった施設はオアフ島の主要帯水層の約100フィート(30メートル)上方にあり、都市中心部のほとんどの地域に飲料水を供給している。当局は「現時点で水は安全に飲むことができる」と述べている。第二次大戦中に建設された同施設は老朽化が進んでおり、過去数年間で数件の漏出事故が起こっている。
今年5月には1,600ガロン(6,000リットル)を超えるジェット燃料が排水管から漏出した。これについて海軍は、オペレーターがバルブを適切に閉めなかったことが原因と述べた。この漏出について、海軍による隠蔽の有無を確認するための調査も進行している。また、2020年には数千ガロンの燃料が真珠湾ビジターセンター近くに流出し、2014年には2万7,000ガロン(10万リットル)のジェット燃料が地下タンクから漏出している。
写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.11.22)
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