飲酒運転による交通事故の犠牲となり我が子を失った母親たちが集まって結成した飲酒運転根絶活動グループ「マザーズ・アゲンスト・ドランク・ドライビング(飲酒運転に反対する母親たち)」(MADD)が、ホリデーシーズンを前に飲酒運転根絶キャンペーンを行うのは今年で35年目となる。
ホリデーシーズンにおけるパーティーなどの集まりの増加とともに飲酒運転も増加するため、MADDでは毎年11月1日から12月31日までキャンペーンを行っている。
MADDハワイ支部も、車や街の賑やかな場所などに赤いリボンをつけるキャンペーン活動を開始したとKHONが伝えている。
このキャンペーンは赤いリボンを目にすることによって飲酒運転を控え安全運転を心がけるよう地域コミュニティーに訴えるために行われており、ハワイ州内の消防救急隊員も消防車に赤いリボンをつけて参加している。
アメリカ国内では2007年からおよそ39,000人が自動車同士の交通事故で亡くなっているという。
MADDでは飲酒をしていない人に運転を頼むように一般に訴えるため、多くの人々に赤いリボンを見えるところにつけてくれるよう求めているおり、ホリデーシーズンを前に注意すべき点として次のことをあげている。
- パーティーよりも安全を優先すること
- 計画を立て、飲酒をしないで運転する役割の人を事前に明確にすること
- 飲酒をした人が運転する車に同乗しないこと
- パーティーを主催する側はノンアルコール飲料を提供すること
写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.11.18)
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