11月9日午後10時30分ごろ、オアフ・コミュニティ・コレクショナル・センター(OCCC)刑務所で人数確認が行われた際に、モーガン・ベアー(51歳)がいないことを警務官が発見してから翌日10日午後になっても見つかっていないとKHONが伝えている。
関係者によると、ベアーはトイレの窓を破壊して外に出て、着ていた刑務服を防護としてカミソリの刃のような鋭利な鉄柵を乗り越え、さらに2つ目のフェンスを飛び越えたと見られている。
これら全ての行動に感知されなかったということに、近隣住民からは「こんなことが起こるなんて信じられない」という声が上がっている。
モーガン・ベアーは親族に対する保護命令違反を2回犯したことでおよそ1カ月刑務所に勾留されていた。
エリック・シーツ弁護士は、「比較的軽い犯罪で捕まった人がこんなに簡単に脱走できるのであれば、誰にでもできるでしょう。これは公共の安全にとって深刻な問題です」と述べている。
公共安全を管理する部署からは10時間以上経過してから、一般に情報を公開している。
保護命令を受けている親族はベアーの脱走について当局から連絡を受けたが、いつから脱走しているのかについてはわからないままだという。
モーガン・ベアーは身長170センチ、体重88キロ、茶色の目で、髪は白髪まじりのブラウン色だ。
ベアーの所在についての情報がある場合には、すぐにホノルル警察に連絡を。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.11.11)
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