米国家運輸安全委員会(NTSB)は2日、オアフ島で7月に墜落した貨物機の残骸が無事回収されたことを発表した。
回収された貨物機のフライトレコーダーと主要コンポーネントは、水深350~450フィート(106 ~137メートル)の海底に沈んでいた。調査員の話によると、貨物機の機体は2つに割れ、墜落時の着水直後に両方のエンジンが翼から分離した。搭乗していたパイロット2人は救出された。
事故後数か月の間、NTSBは民間企業と協力しながら機体の残骸や貨物の回収に取り組んでいた。また、州や連邦政府機関と共に海洋環境や海洋生物への影響が最小限に抑えられるよう対策を講じていた。
墜落した貨物機はボーイング737-200トランスエア810便で、7月2日にダニエル・K・イノウエ国際空港を離陸し、カフルイ空港に着陸する予定だった。フライトデータとコックピットのボイスレコーダーは、事故原因などの調査や分析のためワシントンD. C.のNTSB研究所に送られる。調査は最長で2年かかる可能性があるという。
写真:Theodore Trimmer
(日刊サン 2021.11.02)
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