ハワイ島のダニエルK.イノウエハイウェイで起こったオートバイによる交通死亡事故で、ハワイ郡警察は27日午前、オートバイを運転していたタイソン・ガルシアさん(44)の死亡を発表した。ガルシアさんは午前8時30分頃、ハイウェイの31~32マイルのマーカー付近で意識不明の状態で倒れているのが発見された。病院に搬送されたが、同日11時30分頃に死亡した。
警察によると、ガルシアさんが運転していたオートバイはカーブを直進し、右路肩の車線を横切った後で路肩に衝突したという。ガルシアさんは柵を越えて空中に投げ出され、ハイウェイから数ヤード離れた牧草地に落下したと推測されている。事故の際、ガルシアさんはヘルメットを着用していなかった。
この事故で、ダニエルK.イノウエハイウェイの一部が2時間以上通行止めになった。
郡警察東ハワイ交通取締部は「他の車両の関与はないと考えているが、可能性は排除していない」と述べた。捜査官は、事故の原因はスピードの出し過ぎによるもので、ヘルメットを着用していなかったことが直接の死因になったという見解を示した。ガルシアさんの遺体は検死され、死亡時刻の推定、及びアルコールや薬物を接種していたかどうかが判断される。
また、28日未明、オアフ島H1ハイウェイのモアナルアフリーウェイ付近で、ヘルメット未着用の男性のオートバイがカーブを曲がり切れず路肩に衝突した。男性は道路脇に投げ出され、重体で救急搬送された。
警察は、これらの事故に関する情報提供を呼びかけている。
写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.10.28)
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