ホノルル市長 大人数での集まりに対する規制撤廃を知事に要請 ホノルルマラソンも開催の可能性も
リック・ブランジャルディ市長は、数週間以内に大人数の社会的集まりを許可するようにデービッド・イゲ知事に要請したとKHONが伝えている。
これが実現すると、ハワイ大学アメリカンフットボール試合の観客観戦やホノルルマラソンの開催も可能となるかもしれない。
ブランジャルディ市長は、過去数日にわたり毎日イゲ知事と会い、積極的な規制緩和に対する計画を説明したという。
大人数の集まりを禁止する命令は8月に28日間の期間限定で施行されてから2度にわたり延長されてきており、現在の命令は今月19日に終了することになっている。
市長は「現在の感染数減少傾向がこのまま続けば、2度目の28日間の命令が終わる19日には、大人数の集まりに関する規制を撤廃することができるでしょう。我々の生活が一歩ノーマルに近づくことになります」と述べている。
市長はハワイ大学アメリカンフットボール試合についても、23日にチン・スタジアムで行われる予定のニューメキシコ大学との対戦試合には、選手の家族友人などおよそ1,000人の観客の観戦を許可する方向で大学側と調整している。
もし知事が許可すれば、ハワイ大学は11月に行われる2試合の入場チケットを販売することができる。
また、市長は12月12日に開催される予定のホノルルマラソンについても、(バーチャルでなく)選手が走る可能性について次のように述べている。
「私はホノルルマラソンの開催について希望があると考えています。もしこのイベントの開催を許可できるのであれば、オアフ島のコミュニティーに対して、我々が元に戻ったことを知らしめる大きな指標となるでしょう」
これに対してホノルルマラソンを主催する会社の社長兼最高経営責任者(CEO)であるジム・バラハル氏は「私たちはこれまで準備をしてきましたが、このニュースに湧き立っています。もし許可が得られるのであれば、このイベントが皆さんにとって安全で素晴らしいものになることを約束します」と述べている。
もしホノルルマラソンが今年開催されることになった場合には、7,000人から12,000人の参加者が予想されるという。
「今までのように様々な地域からの参加者は少ないかもしれません。日本からも多くの参加者は来ないかもしれません。おそらく地元の参加者が中心となると思います。しかし、私たちはチームとしてこのイベントの実現に準備をし、ハワイのコミュニティーのためにも先陣を切って進んでいきたいと思います」
ブランジャルディ市長の会見を受けて、ウェディング業界やイベント開催業に関わる人々も期待を膨らませている。
イベントを安全に開催することができるというメッセージを知事に伝えるため、7日にダウンタウン周辺でラリーを行うと発表した。
「知事が最終的にどのような判断をするかはわかりませんが、私たちはできるだけ多くの人々の前でメッセージを伝えることが重要だと考えています」とハワイ・イベント連合のヘザー・ベイリー氏が述べている。
写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.10.07)
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