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オアフ島でライフガードが不足

オアフ島でライフガードが不足

ホノルルのビーチの安全を担当するオーシャン・セーフティ(海洋安全)局では、人員不足が常態化していた。

そして新型コロナウィルス感染対策として市職員に義務付けられているワクチン接種のルールのために、さらにライフガードが不足してきており、一部のビーチではライフガードを配置できない状態だとKHONが伝えている。

当局によると、オアフ島には現在41カ所ライフガードが配置されているが、そのうち1カ所か2カ所を人員不足のために閉鎖することにしている。

オーシャン・セーフティのチーフであるジョン・ティッチェン氏によると、「2019年から施行された法律で、日の出から日の入りまでの間ライフガードの配置が義務付けられたため、今までは午前9時から午後5時半だったものが、3時間半ほど毎日延長されることになりました。状況に合わせて柔軟に対応しながら人員を配置していたのが、これによって人員を広く薄く配置せざるを得なくなりました。そして今、ワクチン接種を受けていないライフガードはコロナ検査を受けに行かなくてはならないため、2時間休むことが許可されています。なので全てのビーチに要員を配置できないのです」と述べている。

ホノルル市によると、241人のライフガードのうち80人が宗教上の理由と健康上の理由でワクチン接種を免除されているという。

およそ33%のライフガードがコロナ検査のために2時間仕事ができないという状況について、ティッチェン氏は「影響はもちろんあります。配置する人員が足りないので、仕事を遂行する上で大きな問題です」という。

たとえライフガードがいなくても、何かあった場合には911に通報すれば近くをパトロールしている警察や、ジェットスキーで他の場所からライフガードが救助に向かうことができるよう配慮されている。

オーシャン・セーフティ局では23人を新規に採用したが、さらに採用を拡大する予定だ。

写真: Shutterstock.com

(日刊サン 2021.09.17)

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