学校でのコロナ検査プログラム拡大
ハワイ州衛生局では学校での新型コロナウィルス感染対策として、生徒と教職員を対象に任意で毎週コロナ検査を学校内で受けることができるプログラムを提供している。
このプログラムは連邦政府から支援を受けて行っているもので、私立学校でも公立学校でも参加することが可能だ。
衛生局の疫病対策担当者であるサラ・ケンブル博士によると、現時点で59校で検査が行われているが、さらに161の公立学校がこのプログラムに参加を希望して登録したという。
オアフ島で96校、マウイ島で26校、ハワイ島で23校、カウアイ島で15校となっている。
ケンブル博士は「検査プログラムへの参加希望はどんどん拡大してきており、毎週増加しています。2週間前に検査プログラムについて質問してきた学校がすぐに登録して、中にはすでに検査が始まっているところもあります」と述べている。
このプログラムに参加するためには学校から担当スタッフを出す必要があるため、一部の学校ではどのように担当スタッフを確保するかについて検討しているところもあるという。
担当スタッフは医療関係者である必要はない。
鼻咽頭に検査用綿棒を入れて鼻粘膜壁を軽くこすってから取り出し、検査チューブに入れてアメリカ本土にある検査機関に送付すると、およそ3日後に結果が送られてくる。
学校での検査プログラムは保護者にも教職員にも好評だという。
3人の子供を持つ母親であり教員でもあるチャド・マホエさんは「確かに安心感があります。私には学校に通っている3人の子供がいますが、学校では子供たちは友達と接触する機会がありますし、私も多くの生徒と毎日接触します。学校で検査が受けられるのは本当に便利です」と述べている。
写真: Shutterstock
(日刊サン 2021.09.16)
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