警部が警察署長を提訴 カウアイ郡
カウアイ郡警察署のポール・アップルゲート警部は、自らの人種を理由に昇進が拒否されたとして、トッド・レイバック署長を提訴した。この訴訟で、日本人の混血であるアップルゲート警部は次のように主張しているという。
「レイバック署長は会議中、目を細め、お辞儀を繰り返す仕草で日本人を嘲笑した。署長はまた、『日本人は常に真実を語るとは限らないため信用できない。西洋文化では真実をそのまま伝えている』と主張した上で『日本文化では、たとえ相手の意見を下らないと思っていても、相手の顔色を見ながらはい、はい、はいと言うだけだ』と発言した」
カウアイ警察署は「係争中の訴訟についての署長からのコメントは控える」としている。また、カウアイ郡人事部が前回実施した調査では、レイバック署長が非友好的な職場環境を作り出しているものの、昇進の審査は公正に行われていると結論づけられた。レイバック署長は2020年7月と2019年11月の2回にわたり、アジア人に対する人種差別的なコメントをしたとして懲戒処分を受けている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.09.01)
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