有害廃棄物不法処理で罰金
カポレイにある石油精製会社が有害廃棄物処理違反の件で、ハワイ州衛生局と合意に達したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
これによってIESダウンストリーム社は、708,000ドル以上の罰金を支払うことになった。
また、289,000ポンド(およそ131トン)の有害廃棄物をアメリカ本土にある、有害廃棄物の処理・貯蔵・廃棄を行う許可を持つ施設に送ることが義務付けられた。
この違反の申し立ては2018年12月に始まっている。
当時、同社は石油精製事業からバルク・ターミナル事業に移行しようとしており、精製事業の資産を売却する準備をしていた。
この移行により様々な有害廃棄物が発生したが、その一部が承認された有害廃棄物処理施設へ送られなかったというのだ。
IES側は申し立てに対して異議を唱えて責任を認めなかったため、9カ月間にわたり調査が行われることとなった。
ハワイ州衛生局の固形および有害廃棄物課の主任であるトーマス・ブランド氏は「廃棄物を発生させる事業者は、廃棄物を処理する前にその廃棄物が有害かどうかを見極めることが義務付けられています。事業者がきちんとこの義務を守れば、このような違反を防ぐことができるはずです」と述べている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.19)
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