在ホノルル日本国総領事館は、独立行政法人国際交流基金およびハワイ・ジャパニーズセンター（ハワイ島・ヒロ）との共催 で、国際交流基金海外巡回展「日本人形展」 を開催することになりました。本展覧会では、古来の風習に育まれた「雛人形」、「五月人形」、古典芸能に材をとった「能人形」、「文楽･歌舞伎人形」、日本各地の人形、現代工芸作家による創作人形など、日本の代表的な人形合計７０体を 紹介します。

日本は人形王国と言われるほど実に多くの種類の人形があり、さまざまな用途や目的を帯びて、人々の生活に深く関わっています。その理由には、昔から続くひなまつり等の風習が独自の人形文化を育んできたことが挙げられます。人形を単に子どもたちの愛玩品の域に止めず、飾って鑑賞する美術品にまで高め、さらにそこに民衆に親しまれた能や歌舞伎などのテーマが加味されて、幅広いバラエティを生み出してきました。当館は、本展覧会を通して、日本文化および日本の魅力を幅広く発信することにより、当地における対日関心喚起や理解促進、および訪日観光誘致に貢献することを目指します。