ビーガン食とは、卵を含む動物由来の全ての食材を排除したベジタリアン食であるが、7月27日にカリフォルニア州バークレー市の市議会は、温室温暖化ガスを削減するために市が管理運営する刑務所、老人センター、青少年プログラム、市役所、市主催イベントにおいてビーガン食の提供を選択肢として加えることをアメリカ国内で初めて可決したとフォックス・ニュースが伝えている。

バークレー市では動物性食品への歳出を2024年までに半分にするとしている。

これによって市の施設では、野菜、フルーツ、全粒穀物、豆、ナッツ、種子など植物由来食品を提供することが義務付けられた。

この決定は気候変動の促進を抑止し温暖化ガスを削減するために最も効果的な方法の一つだと歓迎している動物保護団体は、サンフランシスコやシカゴなどのその他の主要都市に対しても同様の政策をとるように働きかけている。

この保護団体はバークレー市に対して動物性食品の提供を停止してビーガン食のみの提供を訴えており、市当局はそこまで徹底することはないとしている一方、来年夏にはビーガン食のみの提供が可能かどうかの報告書を市議会に提出することになっている。

公立学校の給食に関しては、独立した学校区の管轄となっているために今回の決議には含まれない。

バークレー市は1970年代にアメリカで初めてゴミのリサイクル収集を始めた市である。