靴擦れしていませんか?
このコラムは、「足が痛い」「靴擦れする」「あまり歩きたくない」とお悩みの方に、「あの痛みの原因」を知ってもらったら少し楽になるよとお伝えしたくて書いています。
秋ごろには旅行に行けるかなっと思っているあなた! 久しぶりのお出かけですから色々なことをしたいですよね。痛くない足で思いっきり楽しめる準備を今から始めませんか?
そのための「靴の選び方サイズの大切さ」のお話です。
「この靴が履きやすいんですよ」とおっしゃる方が見せてくれた靴ですが、横幅が広く、紐のついていない靴です。その方の足元は巻き爪と外反母趾になっていました。
まさか、こんなに履きやすい靴を履いてるのに、その靴が原因で足にトラブルが起こっているとは思いませんよね。でも、実際は靴のサイズが原因となって、しっかり地面に足を着いて歩けない事で足のトラブルは起こっているのです。
脱いだり、履いたりが簡単な靴が必要な時、例えばゴミ出しや、引っ越し作業で家に上がったり出たりする時は仕方ないなと思います。でも、短時間でも歩いたり、運動するときには注意が必要です!
サイズの合わない靴を履き続けていると、巻き爪や魚の目、外反母趾となってしっかり見た目でわかるうえ、膝や腰にも負担になり痛みが出ることもあります。足のどこかに痛みを感じるとさらに大きなサイズの靴を選んでしまい、靴の中で前滑りをしたり、踵がカパカパして靴擦れまで起こします。
犬の散歩や、家の中でトレッドミルなどの時こそ紐やベルトで甲を支えれるデザインの靴を選びましょう。お洋服と違って靴は大は小を兼ねませんし、サイズが合わないとしっかりと歩けません。「少しだったら大丈夫よね」とは思わないでほしいのです。
靴は探す時間と手間がものすごくかかります。足の形や幅も人それぞれ違いますし、誰にでも合うものはありません。そしてどんなに良い条件の靴を探していても、結局、「柔らかくてスポーンと履ける靴を買いました!」って言われて、一緒に選んでいた私も心の中でずっこけてしまうことも何度もあります。
生まれてから今まで、足や靴のことを勉強したり、誰かに習うという機会などなかなかないはずなので仕方のないことです。気長に伝えられたらと思っています。
先日、私と同じように足にかかわっている方から「靴は足の機能を補ってくれるので、眼鏡、入れ歯、補聴器と同じ位置付けになる」というメッセージが届きました。これからの新常識になって欲しいと願っています