人気のマウナウィリの滝トレイル閉鎖へ
オアフ島ウィンドワードにあるマウナウィリ・フォール・トレイルは観光客にもハワイの住民にも人気のあるハイキング・トレイルで、多くの人が森の中にある滝を目指してハイキングを楽しむスポットだが、7月に一般への閉鎖が行なわれるとKHONが伝えている。
土地所有者とハワイ州当局がついにトレイルと入口周辺の整備について合意したという。
土地所有者であるHRTリアルティは、トレイルのメインエントランスについてのコントロールをしており、ホノルル市当局から過去数年にわたり駐車場と公衆トイレの設置をするように求められてきたが、今回ハワイ州国土自然局(DLNR)と協力することに合意した。
HRT側の弁護士デルウィン・ウォング氏は「HRTはマウナウィリ・フォール周辺を保護し、ハイキング・トレイルの適正なメンテナンスを進めるために、長期的な運営計画をDLNRが推し進めることを全面的にサポートします」と述べている。
周辺住民はこの決定を非常に喜んでいるという。
DLNRとHRTは閉鎖の具体的な日程についてははっきりさせなかったが、7月中には駐車場とトレイルへの別の入り口についての作業を始めることにしている。
DLNRは「我々は、文化的な価値のあり、かつ自然水の流れる場所を守りつつ一般の人々がハイキングトレイルとして利用するにあたり、より良い運営をするために土地所有者と地域住民と多くの関係者とともに協力していくことを楽しみにしている」と述べている。
トレイルの中にはハワイ王朝時代の遺跡もあるが、ハイカーによって荒らされているという。
マウナウィリ選出のホノルル市議会議員であるエスター・キアアイナ氏は「トレイルの閉鎖についてはホノルル警察が取り締まることなります。私有地に許可なく入ることは違法な行為です。(閉鎖後に)私有地に入る人だけでなく車を駐車する人も不法侵入者になります」と警告している。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.01)
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