余命わずかの男性、食事後のチップに1,000ドル残す テネシー州
テネシー州ガトリンバーグにあるバーグ・ステーキハウスの土曜日は、いつも通り混雑していた。ヘッド・サーバーのアシュリー・ラックストローさんは「レストランは常に忙しく、スタッフは休む時間さえない」と話した。「その日はいつもの土曜日とほとんど同じように始まった。開店直後にテーブルが埋まり、閉店まで忙しいままだった」。しかし、その日は1人の顧客がいつもの土曜日には見られない行動をとっていた。
バーグ・ステーキハウス共同経営者のミシェル・スタンガさんは「顧客の男性はガトリンバーグで楽しい時間を過ごしたかったのだろう。彼はその日、娘と一緒に昼食と夕食で2回来店し、1,000ドルのチップを残してスタッフを驚かせた」。男性はまた、レストランの他の2つのテーブルの食事代金を払った。匿名希望のこの男性の余命はわずかで、バーグ・ステーキハウスのスタッフに「死ぬ前に他の人にお金を使いたい」と話したという。予想外のチップはスタッフ全員で分けられ、それぞれが約40ドルずつを手に入れた。 ラックストローさんは「この男性には感謝の気持ちしかない」と話した。
(日刊サン 2021.04.23)
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