イギリスのノーザンプトン、イースト・ミッドランドの住宅街で、ある家のドアを断続的に5年間もノックし続けている白鳥が話題になっている。白鳥は最長で3時間の間ドアをノックし続けることがあるとサウスウェスト・ニュース・サービスは報じている。白鳥が何故このような奇妙な行動をとるのかは分かっていない。家主のスティーブン・レッグさんは「何羽かの白鳥が7、8年前からこの辺りに住むようになったが、5年前の3月、１羽の雄の白鳥が自宅の玄関の周りをうろうろし始めた。くちばしで郵便受けをガタガタと鳴らしたり、玄関の窓ガラスの前に佇んだりしている。白鳥は郵便受けを鳴らした後で開閉口の金属部分にくちばしを当てて音を鳴らすが、音は家全体に響き渡るくらい大きい」と語る。「特に被害ないものの、非常に苛立たしい。１回に3時間の時もあれば、1、2回だけの時もある」。レッグさんは白鳥に餌などは与えておらず「白鳥がなぜ私の家のドアだけに引き付けられるのかは謎だ」と話す。レッグさんは、白鳥を脅かしてドアに寄せ付けないようさまざまな工夫をしたが、どれもうまくいかなかった。そこでドア全体にカバーをしたところ、白鳥の迷惑行為は止んだものの、配達員が郵便物を郵便受けに入れられなくなってしまったため、やむなくカバーを外したという。