失業保険詐欺横行 フォーム1099は要確認

新型コロナウィルス感染拡大によって仕事を失ってほとんど1年となる中で、頼みの失業保険給付金すら支払いが遅れて経済的に困窮している人々がたくさんいる一方、失業保険給付金詐欺が横行しており数千万ドル以上が盗まれているとKHONが伝えている。
個人情報が盗まれて、失業保険を申請してもいない人になりすまして政府から給付金を騙し取る詐欺も増えているという。
失業保険給付金を受け取った人には州政府からフォーム1099と呼ばれる書類が手元に届いている。
失業保険給付金は所得として課税対象になるため確定申告時に必要な書類だからだ。
ところが失業保険を申請してもいない人にこの書類が届いているケースがあるという。
これは盗まれた個人情報を利用して誰かがその人になりすまして失業保険の給付金を受けとったからだ。
それはハワイ州からだけでなく、本土の州からも届いている場合がある。
もし身に覚えのないフォーム1099を受け取ったり、または実際に受け取った失業保険給付金額よりも多い金額が記載されたフォーム1099を受け取った場合には、すぐに送付元である労働局に連絡をするとともに、国税局と個人情報盗難の連絡をする必要がある。
国税局への連絡はこちらから。
個人情報盗難の連絡はこちらから。
(日刊サン 2021.2.25)
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