大学バスケ2校のファン チップ額を競う
オハイオ州南部で、シンシナチ大学とクサヴィア大学の大学バスケットボールチームは強力なライバル同士で、お互いに負けてはいられないとチームの試合には多くのファンが集まって盛り上がる。
しかし今年は新型コロナウィルス感染拡大で、応援に出かけることもできずに家でテレビを見ながら応援するしかない状況だ。
そんな中、両チームのファンの人々が地元のレストランでどれだけ多くのチップを残すかの競争をしているとフォックスニュースが伝えている。
始まりは、地元のカフェに残された1,000ドルのチップだった。
一緒に残されていたメモには「従業員の皆さんで分けてください。ゴー・クサヴィア!」と書かれており、明らかにクサヴィア大学のファンによるものだ。
しかもその出来事はクサヴィア大学が77対69の僅差でシンシナチ大学に勝利したすぐ後だった。
このチップの話を聞いて負けてはいられないとシンシナチ大学ファンは立ち上がり、両大学ファンによるチップ額の競争が始まった。
2月9日の時点でのチップの総額は、シンシナチ大学の20,400ドルに対しクサヴィア大学が12,644ドルとなっているそうだ。
最高額は一軒のワインバーにクサヴィア大学ファンから残されたチップで、そのチップの金額はなんと4,525ドルだという。
地元のクサヴィア大学ファンである90家族からクラウド・ファンディングで集まった総額だが、そのバーのオーナーは「地元の皆さんの温かい応援に言葉もありません」と感謝している。
どちらのチームが勝利したとしても、新型コロナで打撃を受けていた地元のレストランとその従業員にとってはありがたい話だ。
(日刊サン 2021.02.11)
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